わがまま娘
この事を唯一話した友人がいる。
その時に初めて人に、「お前の親は親に向いてない」と言われた。すごいびっくりしたし、人の親に向かって何言ってるんだこいつは。なんて思ったけど不思議とすっと入ってきて気難しい親なんじゃなくて親に向いてない人だったんだと不思議と納得できた。
人間関係に関しては素のままでいるよりも少し馬鹿に見えるようにしておいた方が円滑に進むと思ってる人間だし、自分が耐えられればいい、仕方ないと思う側、バイトでも同じ給料でサボる人間がいても私がやれば早いからいいと我慢する側。
でもそれを偉い、頑張ってると自己肯定感を満たすためにやっているだけで実際はそうでもなく、偉くとも、凄くもないわがまま娘なんだ的な事も言われた。
正直悲しかったし、言われて嬉しい言葉ではなかったけど、他人から見ればこう見えるのか、悲劇のヒロインぶっているように見えるのかと理解した。
もうなんかそれでもいい
わがまま娘でも悲劇のヒロインでもなんでもいいから普通の生活が送りたい。
特にお金がほしい、広くて大きい家に住みたい、犬を飼いたいとかいう欲も持たず。
ただ、罵声が飛ばない、静かに穏便に平凡な日々を送りたい。
その為に私はバイトをしてお金を貯めて少しでも早く家を出て親子関係を断ち切ろうと努力している。
そうすれば、少し自分を好きになれるかもしれない。